すみなすものは

映画、文学、人文情報学(デジタルヒューマニティーズ)についての話題あれこれ。時には日経平均ウォッチャーとしての雑感も。

ナンピンについて

私の場合、個別株の売買はほとんど行わず、上場投資信託デリバティブに限定して取引しているので、ナンピンをすることは、まずありません。

しかし、今後必要になることも考えられるので、自分なりのルールを決めておきたいと思います。

ルール1:ナンピンよりもドルコスト平均法の方が有効であるということを意識した上で行う。

ルール2:1回目のナンピンは買値から20%ほど下落したときに行う。

ドルコスト平均法はメンタルが強い人向けの投資方法、というイメージがあります。

ルール2は、ETFに当てはめると、かなり厳しいルールということになります。実際に機能するかどうか、適切かどうかは今後確認する予定です。

今後も新しいルールが思い浮かんだときには、追加していきたいと思います。

目指すは史上最高値か

これまでにこのブログで何度か紹介してきたことなのですが、

日経平均株価史上最高値は1989年12月29日の38,957円。その後の注目すべき高値は2021年9月14日の30,670円。この年、8月20日に付けた年初来安値から3週間ほどで3,500円以上上昇したという」

といった高値についての特記事項。

ここに新しく付け加えなければならないのが、ここのところの「バブル後最高値更新相場」です。

(表はhttps://kabutan.jp/からの引用)

 

年初来高値 32,708.53 年初来安値 25,661.89

日付 始値 高値 安値 終値 前日比 前日比% 売買高(株)
31,877.79 32,035.95 31,420.45 31,641.27 -272.47 -0.9 1,342,140,000
32,618.78 32,708.53 31,913.74 31,913.74 -593.04 -1.8 1,687,940,000
31,988.37 32,534.47 31,933.87 32,506.78 +289.35 +0.9 1,271,050,000
31,864.12 32,217.43 31,798.72 32,217.43 +693.21 +2.2 1,476,000,000
31,300.72 31,555.54 31,257.01 31,524.22 +376.21 +1.2 1,342,210,000
30,886.01 31,185.05 30,853.44 31,148.01 +260.13 +0.8 1,384,030,000
31,057.09 31,142.78 30,785.98 30,887.88 -440.28 -1.4 2,586,480,000
31,196.24 31,374.83 31,064.19 31,328.16 +94.62 +0.3 1,115,400,000
31,388.01 31,560.43 31,164.00 31,233.54 +317.23 +1.0 1,194,140,000
30,909.61 31,101.60 30,864.49 30,916.31 +115.18 +0.4 1,219,440,000
30,599.27 30,889.98 30,558.14 30,801.13 +118.45 +0.4 1,264,730,000
30,728.69 30,856.92 30,566.83 30,682.68 -275.09 -0.9 1,243,220,000
31,245.72 31,352.53 30,828.73 30,957.77 -129.05 -0.4 1,418,190,000
30,735.71 31,086.82 30,689.27 31,086.82 +278.47 +0.9 1,159,800,000
30,847.36 30,924.57 30,679.16 30,808.35 +234.42 +0.8 1,273,830,000
30,432.54 30,667.13 30,381.90 30,573.93 +480.34 +1.6 1,426,330,000
29,912.44 30,115.32 29,912.44 30,093.59 +250.60 +0.8 1,428,040,000
29,838.01 29,916.56 29,779.07 29,842.99 +216.65 +0.7 1,604,190,000
29,547.04 29,629.47 29,475.97 29,626.34 +238.04 +0.8 1,448,440,000
29,199.30 29,426.06 29,141.52 29,388.30 +261.58 +0.9 1,664,970,000
29,110.79 29,165.59 29,028.71 29,126.72 +4.54 0.0 1,301,480,000
29,189.41 29,195.16 29,070.11 29,122.18 -120.64 -0.4 1,315,320,000
29,020.63 29,262.36 29,020.63 29,242.82 +292.94 +1.0 1,347,510,000
29,095.46 29,144.12 28,931.81 28,949.88 -208.07 -0.7 1,189,560,000
29,278.80 29,278.80 29,083.13 29,157.95 +34.77 +0.1 1,039,520,000
29,058.05 29,145.89 29,016.83 29,123.18 +266.74 +0.9 1,229,210,000
28,705.91 28,879.24 28,499.51 28,856.44 +398.76 +1.4 1,587,440,000
28,340.59 28,459.73 28,241.67 28,457.68 +41.21 +0.1 1,196,520,000
28,478.52 28,551.61 28,319.77 28,416.47 -203.60 -0.7 1,109,900,000
4月26日から6月6日までの1か月と10日ほどの間に、14.5%もの上昇。
今後、今回と同様のパターンではなくても、何度か調整を繰り返しながら、数字的には同程度の15%近く上昇するなんてことが起きたら、バブル時の最高値更新が視野に入ってきます。
直感的に、「そうはならない」と思っていますが、可能性が「ゼロではない」ということを頭に入れておきたいものです。

6月SQ、225オプションコール売りを振り返る

先週初めから9日のSQ当日午前中まで、チャートから目が離せない状態でした。

私の感性からすれば、とんでもない乱高下。忸怩たる思いですが、経験したことを記録しておきます。

ゾッとする話しですが、実は、一月ほど前に225オプションの6月コール32,000円を売っていたのです。そこへ件の暴騰。ATMがあっという間に迫ってきて、一時は32,000円を大きく超えました。

こうなるともう、損切は苦痛、放置も怖い、全くフリーズしてしまう。

暴騰の理由はおそらくこういうことでしょう。

私と同様の32,000円や32,500円のコール売り手がたくさんいたようです。建玉が相当積み上がっていたらしい(「らしい」などと言って、実際にリアルタイムでの確認をしてなかった、それも大問題)。

皆、買い戻し、損切しようとしても、コールの価格は跳ね上がっていて、とてもではないが無理。

そこで多くの人が「デルタヘッジ」に走ったのでしょうね。上がり続けたらどんどん損失が膨らむので、225先物を買うのです。先物のポジションで利益を得ることができれば、コール売りの損失を補填できるという訳です。

このヘッジのみならず、のみならずですよ、こんなことも。

コールの売り手によるデルタヘッジで、先物が225銘柄の現物に対して急激に割高になる。すると、プロの皆さん、証券会社の皆さんが、先物を売り建てるのと同時に現物を買う「裁定買い」を行うということがあるようです(伝聞)。

そして、日経平均は、もう一段、上昇することになる。

ここまで書いて思い出したのですが、3月SQ時にメジャーSQ前のデルタヘッジ、裁定買いについてこのブログで取り上げ、注意喚起してたのです、私は!

地雷があるよ、と呼びかけながら、自分自身が地雷原に踏み入ったようなもの。

何とか損失を圧縮してほぼゼロにすることができましたが、危ない橋は二度と渡りたくない、と、反省しきりです。

高配当ETFの現況

今月のSQ直前には、平均株価の乱高下に振り回されて大変な目に遭ったので、少し落ち着いてトレードができるように、今後、工夫していきたいと思います。

今、注目しているのは、高配当ETF

長期保有して配当を受け取り続けるというイメージですが、買いっぱなしという訳にはいかないので、いろいろと考えているところです。下の表は、

https://nextfunds.jp/semi/article40.html

からの引用です。ご参考までに。(2022年12月基準の情報)

 

高配当株ETFの分配実績

SQ値 速報

どこにでもありそうだけど探し方が悪かったのか、見つけるのに苦労したSQの「速報値」、こんなところに。

SQ日当日にこれが気になる私は、まだまだ未熟者です。

「え? 昨日、SQだったの?」

ってくらいの余裕をもってトレードを続けたい。

www.sbineotrade.jp

日経平均株価終値 30,808.35円

4月2日付の記事で触れた日経平均株価の3万円超え、今週、現実となりました。

先物の動きが活発でしたね。踏み上げの気配が続きましたが、売方の皆さんは御無事でしょうか。他人ごとではない状況が続いたので、私の場合、期近は仕方がないとして、今後戦略の見直しが必要になりそうです。

さて、来週ですが、6週連続で上昇し、バブル崩壊後の最高値を突き抜けた今、どこまで上がっていくのか、といった点が焦点でしょうか…

ただ、調整は必ず入るはず。

今後のためにも一度、来週前半に3万円ジャストまで下がってくれたら、と思っています。以上、私見です。決して参考にしないでください。

4月24日の週

月初めに予測した「年度初め効果」などによる活性化が、現実のものとなった4月中旬の市場でした。

そして今朝の「日曜討論」、世界経済の行方について様々な発言があった訳ですが、なかなかネガティブな雰囲気でしたね。関心をもって視聴していた個人投資家の皆さんのセンチメントにいくらか影響するかもしれません。

メディアの部分的な発信によって相場が大きく方向を変える可能性は低いのですが、問題は、あのような番組作りをする(してしまった)下地が広がっていることなのでは?と思います。

明日からのマーケット、見ものです。ポイントは利益確定と「セル・イン・メイ」。

Sell in May, and go away. Don’t come back until St Leger day.

セント・レジャー・デイは、9月の第2土曜日らしい。今年でいえば9月9日でしょうね。

私は既に売り始めました。買いたい方は、どうぞ積極的に。