すみなすものは

映画、文学、人文情報学(デジタルヒューマニティーズ)についての話題あれこれ。時には日経平均ウォッチャーとしての雑感も。

世にも恐ろしい話(日経225オプションの追証、2024年1月9日)

これは記録にとどめておかねばという出来事です。先週1/9(火)の話。

夕刻に証券会社から一通のメールが届きました。

その内容は以下のとおり。

先物・オプション】追証のご連絡

お客様の先物オプション取引口座において、追加証拠金(追証)が発生しています。

追証解消は、発生日の夜間立会から下記期日までに、次のいずれかの方法でお手続きください。

証券口座から先物オプション取引口座への現金の振替
追証発生時に保有していた先物・オプション全建玉の返済

何と、その追証の金額が

7,???,???円、7桁!

そして、

期日までに追証が解消されない場合、先物取引規程およびオプション取引規程に基づき、当社任意ですべての先物・オプション建玉を決済します。
当社任意で決済した際の手数料は、1約定ごとに電話手数料が適用されます。
任意決済を行う際は、取引時間中であっても、受付済みの注文を取り消してから行います。

商品ごとの電話手数料
日経225オプション    約定代金×1.5%(税込1.65%)、最低手数料10,000円(税込11,000円)
【参照】
先物オプション取引ルール
先物取引規程
オプション取引規程

ご不明な点は、M証券顧客サポートまでお問い合わせください。

建玉をいくつか抱えていた私は、追証を払わず放置すれば手数料66,000円を取られるらしい。もちろん、含み損が発生している場合、それが100万だろうが1,000万だろうがそのまま決済され、なけなしの資金を溶かすばかりではなく、人生が崩壊してしまう訳だ。

もはやサポートセンターに電話する余裕もなく(この証券会社の場合、オペレーターにつながるまで長時間待たされることが分かり切ってる)、直ちに建玉を決済して追証を解消したけど、理論的にも経験則からしても、こんな追証はあり得ない。

そこで、他の手段で問合せしたところ、

1/9(火)日本証券クリアリング機構から配信された「日経225 1月限 コール ??000円」の証拠金額に誤りがありました。

当社では、1/10(水)6:00~6:30のデータ一括処理で、訂正された正しい証拠金に修正を行いました。

【誤】4,094,505円

【正】57,588円

また、1/10の注文発注時点で、正しい証拠金で計算を行っております。

お客様にはご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ありません。

なお、誤った証拠金で発生した追証を解消するのために、お客様が決済された建玉について、復活をご希望の場合は、お手数ですがお客様サイト【ホーム】-【問い合わせ・ご意見】画面、またはM証券顧客サポートまでその旨ご連絡ください。

との回答!

証券会社は「機構」のミスであり、当社に責任はないという。そして、「機構」のホームページには、今日(1/10)現在、何の「お知らせ」も「お詫び」もない。

 

以上、事実のみを記述し、備忘録として残すものです。