2023-03-03 旅行詠 短歌と俳句 「旅行詠は逃避」といった表現を度々見かけます。 しかし、生活が、人生が旅そのものである人(旅を繰り返す人をも含む)には、その指摘は当たらないでしょうね。 西行も、芭蕉も蕪村も。牧水も。 そして、畑違い、かつ若干矛盾した表現ですが、志賀直哉の私小説は散文の世界における「旅行詠」なのかもしれません。